Material こだわりの素材
HARVESTHOMEでお取り扱いする素材は、
生産者としての目も持ち合わせているオーナー小河内自ら足を運び、
生産者と声を交わし一緒に作り上げたこだわりの素材です。
年ごとの変化を感じ出来不出来が明確になりやすい果物を取り扱う上で、
直に生産者とやり取りすることはとても大切だと考えます。
ワインのように年ごとの変化を感じながらも素材の良さを最大限に引き出せるよう、
生産者と共にHARVESTHOMEの商品を作り上げています。
ShineMuscat シャインマスカット
「安芸津21号」に「白南」を交配して育成されたもので、果皮の色が黄緑又は黄白、果粒の形が短楕円で大粒の育成地(広島県豊田郡安芸津町)では8月中旬に成熟する早生種である。樹の広がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は黄褐、節間横断面の形は円、表面の形状は滑、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は多である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は樋状、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻及び成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、深さは浅、成葉の大きさは大、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は密、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは太である。穂梗の太さは太、長さは長、色は淡紅である。
果房の形は有岐円筒、大きさは極大、長さは長、着粒の粗密は中、果梗の太さは太、長さは短、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは大、果皮の色は黄緑又は黄白、果粉の多少、果皮の厚さ及び果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は崩壊性、甘味は高、酸味は少、渋味は無~極少、香気はマスカット、果汁の多少は多、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期は中、開花期は晩、成熟期は早で育成地においては8月中旬である。果実の着色の難易は着色しない、花振いの多少は中、無核果粒の混入及び裂果の多少は無~極少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は中である
。「白南」と比較して、成葉上裂刻の深さが浅いこと、成熟期が早いこと等で、「ネオマスカット」と比較して、果粒が大きいこと、果肉の肉質が崩壊性であること等で区別性が認められる。
2006年3月9日 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(旧 農林水産省果樹試験場)によって品種登録されました。
●シャインマスカットの特徴
シャインマスカットは2006年に品種登録されたばかりのまだ新しい品種の白ブドウです。マスカットの香りと高い糖度、そして何よりも皮ごと食べられるという特徴があります。マスカット・オブ・アレキサンドリアほど栽培は難しくなく、その分価格も手頃で、コストパフォーマンスが非常に高いブドウといえます。
RosarioBianco ロザリオ・ビアンコ
「ロザリオ・ビアンコ」は山梨県の植原葡萄研究所で育成された品種で、親は「ロザキ」と「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。品種登録されたのは1987年(昭和62年)です。
皮の色は緑黄色で、完熟すると黄色みがかります。1房のサイズは400~600gくらい。粒は楕円形で、重さは10~13gほどと大粒です。糖度が高くて甘みが強く、酸味は控えめ。香りはあまりありませんが、果汁が豊富でジューシーな食感です。皮は薄いので皮ごと食べることもできます。
親のロザキは日本ではあまり見かけませんが、甘く優れた食味でヨーロッパでは主要品種だそうです。マスカット・オブ・アレキサンドリアとともに優良品種を両親に持つロザリオ・ビアンコはサラブレッドといえるでしょう。
QueenNina クイーンニーナ
「安芸津20号」×「安芸クイーン」
クイーンニーナは(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が1992(平成4)年に「安芸津20号」と「安芸クイーン」を交雑させ、生まれた実生から選抜育成したもので、2009(平成21)年に登録出願、2011(平成23)年に品種登録されました。
登録されてからまだ数年しか経っていない新しい品種で、食味に優れた大粒の赤色ぶどうとして注目されています。
●クイーンニーナの特徴
農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『果房の大きさはやや大、果房の着粒密度は粗、穂梗の長さはかなり長、穂梗の色は緑、果粒の大きさは極大、果粒の形1は倒卵形体、果皮の色は赤、果粉の多少はやや多、果皮の厚さは中、果皮と果肉の分離性はやや難、肉質は崩壊性、果汁の甘味はかなり高、果汁の多少は多、果実の香りはフォクシー、熟しょうの色は暗褐、花振るいの多少は多である。』
また、このぶどうを育成した農研機構のホームページには以下の通り紹介されています。
『「巨峰」よりやや遅く、「ピオーネ」とほぼ同時期に熟する赤色ブドウである。満開時と満開10~15日後の25ppmジベレリン処理により、果粒重は「巨峰」や「ピオーネ」より大きい18g程度の無核粒となる。収穫期の糖度は22%程度、酸含量は0.4g/100ml程度であり、「巨峰」や「ピオーネ」より高糖低酸である。肉質は崩壊性で硬いため、食味は優れる。渋味はなく、はく皮性は「巨峰」と同程度か、ややはく皮しにくい。脱粒性は「巨峰」と同程度かやや少なく、日持ち性は概ね「巨峰」、「ピオーネ」と同程度である。』